正臨



「臨也さん、何が食べたいんですか?」

「ハンバーグ。」

「あんたはガキですか。」

「正臣くんみたいな大人ぶったガキには言われたくありませーん。」

「うざいです。」

「酷いなぁ、正臣くんは。でも今はそれよりもハンバーグ!」

「わーかりましたって!少し大人しくしててください!材料はあるんですか?」

「ないよ、だから買いに行こうよ。早く行かないとタイムサービス無くなっちゃうよ。今日は玉ねぎが安いんだよ?ほらチラシ。」

「……臨也さんって何気にそう言うの気にするタイプなんですね。」

「それは偏見だよ、正臣くん。それに俺は人間がはびこるタイムサービスが気になって仕方ないだけだから。」

「チラシ持ってくと安くなるって事ですね、わかりました。」

「あれ?何か正臣くん身長伸びた?」

「は?別に変わってないと思いますけど。」

「えー、じゃあ気のせいかなぁ。なんか前よりでかく見えるよ。」

「臨也さんが縮んだんじゃないですか?もう年なんで。」

「……なんか性格も嫌みになったね。帝人くんの影響?」

「いやいや、臨也さんは永遠の21歳なんでしょう?」

「波江か…べらべら喋るのは。」

「それより早く玉ねぎ取ってきてくださいよ。」

「えー、あの人ごみの中ー。」

「人間が好きなんじゃないんすか?」

「……じゃあ、行ってくる。」




とかいって必死に行くけど、臨也はタイムサービスのプロのおばちゃんたちにかなうわけもなく撃沈します。そんで正臣が、あー、何やってんすかー。とか言って沢山取ったおばちゃんたちに少し分けて貰います。
なんというか正臣の愛嬌の良さは年上キラーだと思います。

2010,04,26
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