頭が痛くてくらくらする。臨也さんを前にするといつもこうだ。顔があつく、心臓の鼓動ははやくなりたってることすら辛くなるほどに。

「帝人くん?どうしたの?」

この人は、それを知ってか知らずか…いや恐らく前者なのだろうけど爽やかかつ嫌らしい笑みを浮かべていた。

「…なんでもないですよ。」
「ははっ、本当に?そんな顔して?」

一体、どんな顔をしていたというのだろう。かっ、と、顔に熱が集まるのがよく分かる。先程よりも心臓ドキドキする。
僕は、この感情の意味を知っていた。けれど。多分、臨也さんは僕以上にしっている。なんだかむかつく。あぁ、でもそれがとてつもなく愛しくて愛しくて。

「僕、臨也さんが好きなんです。」

震える声と手を臨也さんにむけていった。多分、顔は赤く、目には涙を浮かべているのではないだろうか。
臨也さんは何と言うことはなくただ「うん。知ってるよ。」と言った。
それから僕は、どうすることもできずにただ臨也さんに体重をあずけて背中に手をまわしぎゅっとした。臨也さんは僕を拒否もせずそれに答えた。

「俺が言うのもなんだけどさ、好きっていう感情って実にくだらないよね。」

僕を抱きしめながら近くでそう囁いた。あぁ、なんて酷い人なんだと思う。

「それでも…それでも僕は臨也さんのこと愛してます。」

声も身体もまだ震えていた。弱く、でもはっきりとそう言った僕を臨也さんは強く抱きしめた。

「それでいいんじゃないかな。」

臨也さんは、ははっとわらいながらそういって僕を抱きしめかえした。
やっぱり、酷い人だと思った。












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1300のキリリクして下さった神谷さんへ。臨也のこと大好きな帝人で帝臨です。ちゃんとリクエストにそっているでしょうか…。こんなので申し訳ありません。リクエストありがとうございました!



1300hitをブクマの極論の樹々さんのとこで踏んだのでリクエストしていただいてしまいました!一方通行な帝人が凄く素敵です。そして興味なしな臨也とかにやにやします^^
素敵な帝臨ありがとうございました。









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