ボールペンプレイ/帝臨/微グロ…?




1、2、3、4…かな?
そろそろ抜いて欲しいものだ。いくら骨の無い所だとしても痛覚ははっきりしている。そんなたくさん体に穴開けられちゃ困るんだよね、と思っていてもどうにも手錠で両手の自由が奪われていてやり返せない。あー、ったく!本当に君は俺の予想を裏切ってくれる!そういう人間はシズちゃんやサイモンくらいだと思っていたけどいつからか君もその中に入るようになった。


「帝人くん、抜いてくれないかな?こんな穴ぼこばっかりの人間じゃ流石にホラーだよね、スプラッタホラー。」

「そんな余裕は普通は無いものですよ、臨也さん。」


まぁ、でも臨也さんですしね。と呆れたような口調で紡がれて刺さったボールペンをひたすら遊んでいた。耳朶に刺さってるやつくらい抜いてくれないかなー、本当。こんな無駄にでかい穴、ピアスさえもガラガラでしょ。てか、せっかく俺処女耳だったのにな、そこの責任は取って欲しいな。そこから伝う血が首筋から体を通って気持ち悪いんだから。


「じゃあ、ここのは取ってあげますよ。」


そう言って遠慮無しに引き抜かれた耳朶からせき止められていた血が溢れ出して、これヤバいんじゃない?と思った思考は帝人くんの行動によりストップした。


「ひ…ぁ…、こ…の悪趣味。人の血なんか舐めて美味しいかい!?」

「臨也さんのはすごく不味いですよ。むしろ不快ですね。」

「っく…ぁ…う…じゃ…さ…止めなよ。君と…俺の両方に利益があるよ…?」


ぺろぺろ、ぬちゃぬちゃ。
唾液と血が折り混ざった嫌な音が耳元で響く。貫通された耳朶の穴を舌で通している感覚が漂う。それ、傷口を広げる行為だって知ってるかい?鉄臭いとかそういう金属を思わせる匂いは全て近くにいる帝人の匂いに消されて感じることが出来なかった。


「止めませんよ、せっかく臨也さんが嫌がってくれてますから。ねえ、次はどこを刺されたいですか?」

「ふ…ぅ…っあ…どこも刺されたくな…ぁ…い…。」

「そうですか、臨也さんが答えてくれたらお腹に残ってる全部刺してあげようと思ったんですが、止めます。」


帝人くんが耳から離れたかと思えば耳朶に綺麗にガーゼを貼った。血に滲んだそれはすぐに使えなくなりそうだと血が足りない頭で考えた。


「その代わりに臨也さんが何本刺してもイかないか気になります。まさか処女では無いんでしょう?」

「はは…、見逃してよ。」




2010,03,18

日記ログ

希望者様がいらっしゃったので後日続き書きます。








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