りんかんでさくにゅーでエロい話のモブ臨
これぞまさにやおい




意識の裏側の方から聞こえてくる卑猥な音。足から伝わる白濁は既に何人のものかもわからない。声も枯れて出ない筈なのにそれでもずちゅりずちゅり、ズブズブという音が響く度に妙に上擦った、裏返った声が響く。物好き。この言葉以外に何が当てはまるのだろうか、俺には思い浮かばない。この状況で頭なんて正常にもう働いていない。深くは考えない。ただ、物好きがスキもの行為を止めることと、それ以外は頭が真っ白だ。悲しいかな、それでも俺は人間が好きだ。じろりとほとんど何かを写すことに飽きた目で睨んでみたら、下賤な笑いが響いた。


「何、こぼしてんだよ折原あ!」


何人かが終わった時に既に腹痛を訴え始めるくらいになった体を少し捩ったらゴプ、と漏れだした。射精するかの如くとは言い過ぎだが、栓を抜いたかのようにトロトロとこぼれ落ちた。自分達が出したものの癖に酷く汚らしいものを見るように汚ねえ、と捌けていく人間達。バカじゃないの? そんなに俺が綺麗な人間とかだと思った訳? 別にどうでも良いけど、その思考回路に笑う。


「なぁ、白い液出すならそこじゃなくてここだろ?」


1人が胸に手を寄せたかと思えば、ツンと突き出ている小さなものを摘んだりし始めた。出ねえなぁなんてバカじゃないの!? いくらなんでも予想外だ。


「うあっ…ん…い"っ…いたっ…ぁああアアっ!!」

「下の方は早く白いの出したいみたいだけどな、上から出ない限り出させねーよ。」


ぎゅうぎゅうと摘まれただけで、痛覚に酷く脳内が占拠される。無理だ、無理に決まってんだから止めろよ。


「うあっ…ひっ…無理だって…やめっ…えっ…!あっ、あっ、あぁアアアア!」


嫌な音がした。体内に巡る感覚に吐き気がしてたまらない。ざわざわとざわめきが走った。「なんだこいつ何しやがった?」「…出てねえよな。」「もしかして、空イキか?」誰かが言った言葉にビクリとすればそれに反応したのか誰かがまた笑い始めた。


「なぁよぉ、離して欲しいか?」

「欲しいに決まっあっ!…んっ…!はっあああ!」


不意にただ離された手に自身はただビクンビクンと反応しては、ぴょろぴょろと先端から小さく放つだけだった。もどかしい、耐え難い、今すぐなんとかしたい。身を捩っても賄いきれない下半身の熱に既に出し切ったとされる涙が零れ落ちそうになった。がしゃんと音がして括りつけられていた両手が床にひとまとまりで落ちる。


「え、あっ…」


なぁ、自分でやってみろよ、と言いたげな顔をして見られている。そんな目の前で見られているのに俺が出来る筈ない。プライドは高い方だ。


「んだよ…、早くやれよ!」


痺れを切らしたのかニヤニヤと笑っていた1人が両手を掴んで、無理やりやらせようとした。逃れる術など無い。足は何度となく突っ込まれたせいでガクガクとしていて立てない。今にも吐きそうなくらい気持ち悪いし、出されまくった腹は痛くて堪らない。誰かが俺の手で少し触っただけで急に勢いがついて放たれた。


「ひっ…アッ!あああ…ああ…ア!!」


目の前が白くなって、さらに霞んで、上手く呼吸が出来なくて深呼吸しながら見やるように見たあいつらはどこをどう見ても俺の愛する人間にしか見えなかった。ああ、俺は彼らを嫌いにはなれない。愛するしかないんだ。





2010,08,14

りんかーんでさくにゅーな臨也の話。

ついったで指定話のリクエストをしたらこんなことになりました。レベル高いよ。私、モブ臨とか初めて書いたよ。むしろ、モブを初めて書いたよ。こんなんでいいのかしら。絶対何か違うと思うわ。短くてすみません。









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