8巻はいぬぼくの中で一番泣けました(自分が思うに)。
それにしても8巻はみんな泣いてましたね。
反ノ塚のくだりは辛すぎて泣くかと思いました。寄り添う野ばら姉さんと夫婦にしか見えなかったです。個人的に野ばら姉さんの泣き方というか、涙を零さないところが非常に彼女らしいと思いました。野ばら姉さんはなんだかんだ言いながら反ノ塚の気持ちとか、わかってますよね。私はカップリング要素とか関係なく二人が大好きで仕方ありません。あの距離感が素晴らしい。
渡狸とカルタの二人は変わってもそのままの二人でした。嬉しかったし、二人の思いの強さというか、五臓六腑というか、普通に尊敬します。私は、ずっと渡狸に前世の記憶がないことが疑問でした。夏目の言うとおり彼は凛々蝶より繊細じゃないかもしれないですが、彼だって前世あんな形でカルタと別れることになり、彼もまた志半ばで死んでいったのに、どうして、と。ですか、この展開にもっていくためだったのなら納得しました。記憶がなくてもやっぱり彼は彼です。
蜻蛉、やはり振られたのですね…彼は優しい人です。凛々蝶が前巻で「気づけなかった」と言うように私もきっと彼の一側面しか分かってなかったです。それは今も同じなのかもしれないですが、少なくとも前よりは分かれるようになったかと…!彼の凛々蝶への思いですとか、周りへの思いやりとか、そういうのがよく見えた8巻。8巻を見ながら、私本当に彼のことが大好きだなと再確認しました。
夏目の言葉にも泣かされました。眠るだけ。どうしても今の彼らは消えてしまうわけで、全てが「もしも」になってしまう。一章の彼らも大好きですが8巻を見て二章の彼らが大好きになりました。彼らは少しずついろいろなことがずれていき、でもだからって全て変わらない。そこが切ないです。反ノ塚のように残っていくのも辛い。二章のみんなには今よりも幸せになってほしかった。
凛々蝶と御狐神。二人が一番辛くて切なかった。二人は結ばれる運命だったら、記憶がなくても御狐神が凛々蝶に惹かれたように凛々蝶も御狐神に惹かれていたんでしょうね。時間があれば。御狐神の「あの男の代わりですか」「貴女が守りたいのはあの男でしょう」に泣きました。彼はどんなに願っても凛々蝶の愛した「御狐神くん」にはなれない。でも、彼は御狐神。なんて辛い。凛々蝶の「でも君は僕にとって特別な人だ」「生まれてきてくれてありがとう」でダメ押しくらいました。涙が流れ足りないです。二章の御狐神は一章より人間らしいというか、状況が状況だからか感情をそのまま口に出してるみたいで好きです。恋人でもないし友達でも家族でもないけど特別な人。彼の「業」を見つけた凛々蝶がどんな手紙を書いたのか気になります。ちなみに一番の胸を打たれた台詞は言うまでもなく彼のあの台詞です。

眠くて何書いてるんだかよくわからなくなりました。もう少し語りたかったですが考える気力も残ってないので寝ます。この記事を書くとき何が一番辛かったかって漢字変換が難しいことです。御狐神の「そうし」のしがでてこなかった。悔しいです。
では、おやすみなさい
第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!
テーマ「人外ファンタジー」
- ナノ -