世界にさよならを | ナノ


緑間から貰ったまりもっこ○絆創膏を指に巻きつけていると、赤司からの集合がかかる
体育館の中心に向かう中、嫌な予感に背中に冷や汗が伝う
霧崎はいやだ!霧崎はいやだ!あ、桐皇もいやだ!
某魔法少年のように願うが口には出さない
なんかオタマロと目があった気がするけど気のせいだよね!
ビンビンなんだけど!フラグがね!卑猥な意味じゃなく!

「今後どうするかだが、学校ごとに少人数で捜索に向かうことになりました」

「少人数?手分けして一気に探したほうが見つかりそうじゃないッスか?」

「見つかるかもしれんが、その分ヤツらにも見つかるだろうな」

黄瀬が赤司の話を聞き疑問を口に出すが、古橋が冷静に答える
"ヤツら"という言葉に黄瀬が顔色を変えてあ、と短く声を上げる横で、「話は最後まで聞け、このアホ」と笠松がペシンと頭を叩く

「そーゆーワケやから捜索班は2校ずつにしようと思うとる。でも初めは例外で学校関係なく組むで」

「俺も含めまだキーとなる武器を見つけてない人がいるからね、その人たちを中心に組むことになる」

「でも!まだ火神とか見つかってない奴もいんじゃん!」

「大丈夫だ、小金井。2校ずつだからな、片方は探索班にすることになった」

今吉・氷室の言葉に静かに聞いていた小金井が身を乗り出すも、木吉が諌めるように声をかける

「武器の有り無しや能力値も考慮に入れた結果こうなった。確認してくれ」

能力値ってなんやねん。ポケ○ンか。
と内心ツッコミを入れながら笠松の言葉に赤司に貸していた私のメモにぞろぞろと集まるカレらの隙間からメモを覗き見る

武器探索班
赤司・桃井・黒子・氷室・宮地

校内探索班
花宮・古橋・原・名無しの

うわぁああ見事にフラグ回収したああああ
なんで一人霧崎にブチ込まれてんの?!
これならまださっきのほうがマs…いや赤司はやっぱ嫌だわ、胃がもたんわ

ヒシヒシと感じていたフラグが回収され内心頭を垂れていると、横から視線が

「よろしくな、名無しのサン?」

横には悪どい顔をしたオタマロ大魔王様とその家臣たちがいましたとさっ
ルアーボール投げんぞクソオタマロおおおお
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また切ります
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