死んだ後は、水葬がいい。
それも、川なんかじゃなく海に。

小さな棺に花々と共に閉じ込められて燃やされるより、海の底に沈んで時間をかけて消えてゆきたい。


「変な事考えるね、真ちゃん」

高尾が呆れたように息を吐いた。

「うるさいのだよ」

なんとなく、高尾といる時は比較的息がしやすかった。

普段は何かに圧迫されているような心地で、上手く呼吸が出来ない。

どうしてかは分からない。
けれど、きっと赤司が関係しているのだろうという事は分かっていた。


きみのそばならいきができる


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