「緑間、知ってるかい?赤と緑は補色なんだって」

「ああ、そういえばそうだな」

「正反対に位置するのに、互いの色を引き立てあう相乗効果があるらしいよ」

「……何が言いたいのだよ」

「そのままだよ。俺たちは正反対だけど、相性はぴったりなんだ」

「…色で相性が決まるのか」

「ふふ、お前が信じる占いと同じようなものだよ」

「そうだろうが、色でお前との相性が決まるのは癪だ」

「…血液型の相性が悪いからって黒子を突き放しているくせに?」

「………お前と黒子は違うのだよ」

「…お前は馬鹿だな」

「馬鹿とはなんだ、馬鹿とは!」

「相性が良くたって悪くたって、俺はお前が好きだよ」

「っ!…馬鹿は、お前の方なのだよ」

「はは、そうかもね」

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