「もし明日が地球が滅亡したら、なんてのよくあるじゃん」

夕日が教室全部照らし出して、真ちゃんの顔まで朱に染めた。
真ちゃんはどうでもよさそうな顔をして、オレを見つめる。

オレの想いになど気付く気配も無いその瞳を潰してしまったらどうなるのだろう。

そんな風に考えて、泣きそうになった。

そんなの駄目だ。嫌だ。

「オレはね、きっと真ちゃんをリアカーに乗っけて宇宙に逃げるよ」




君と生きる為に

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