「あ、もしもし」
『切るぞ』
「オレまだ何も言ってないっスよ!?」
『こんな時間に電話をしてくる方が悪いのだよ』
「それはすいませんっス…」
『で、何か用か』
「いや、特には…」
『それじゃあな』
「ま、待って!」
『…なんだ』
「その、好きっス」
『…』
「無意味に電話しちゃうくらい好きっス」
『…おやすみ』
「え、あ、おやすみなさい」
『…………またかけてきてもいいのだよ』
「えっ、ちょ、え、」
『ツーツーツー』
「え……もう、なんなんスか…急にデレないでもらいたいっスね…」



title by 確かに恋だった

「#オリジナル」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -