緑間くんは綺麗だ。
イケメンと言うより、美人と言う方が正しい。
白い肌に、長い睫毛に縁取られた翡翠の双眸。
いつまでも飽きずに見つめていられる。
だから、この閉鎖的な図書室で、そんな彼にキスをしてしまったのはおかしくないと思う。

「つい、です。君があんまり美しいので、つい」

驚いて赤面する彼の、引っ張ったままのネクタイを離した。

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