※ご注意
※Diary:2011.01.14 Fri 03:56より転載
超不完全燃焼SSにつき意味不明となっております。
毎夜あなたを夢に見て、その日が来るのを待っていた。
わたくしを迎えに来た彼は、優しく髪を撫でつけながら、柔らかな笑顔でこう言うの…
「待たせてすまなかった」
いいえ、そんな…わたくしこそ。お役に立てなくて……
そんな返答しかできないわたくしを、あなたはどう思うかしら。
夢で会えたらどんなに幸せでしょう。
そんなことを初めは思っておりました。
けれどもわたくしはあなたの幻に出会うたび、届かぬこの手を差し出して、眠れぬ夜を過ごすのです。
日に日に身体は衰えて、とても生活できませぬ。
こんなわたくしを、あなたに知られたくはない……
彼がいないと、途端にダメになってしまう…なんて情けない姿だろうか。
恥ずかしい…こうしてる間にも彼は務めと闘っているというのに。
悔しい…自分の役割すら果たせないわたくしなど、要らない存在に思えます。
淋しくて、会いたくて、とても心苦しい……
早く、早く…
『お願い、帰ってきて・・・小五郎さん』
*「入るよ?」
唐突に響いたよく知る声に、ゆっくりと開かれゆく襖に、涙を禁じ得ない……
あらゆる衝動を抑えながら現れるのを見守れば、そこにいるのは夢にまで見た人物で。
「ただいま」
その一言に、わたくしはようやく息吹を取り戻し、安堵にも似た夢心地な、暖かい春のような心境でございました。
しかし夢は幻…現実とは非なるものですね。
その後は全くもって予想外の成り行きでしたが、やはりわたくしは今日この人に会えて幸せに思います。
例えその場限りの逢瀬でも……
それならばコレが夢か幻なのかもしれませぬ。
いつかまた現実にお会いしましょう・・・
2011/01/13
一人称「わたくし」って誰(;・д・)
意味不明ですが…とりあえず彼に会いたい想いの表れかと(苦笑)62/64