いつもの夜に…


『あ! ぃっつ〜…』


ピリリと痺れるような鋭い痛みが突如つま先から伝ってきて、
私は思わず声を上げてしまった。


「…痛かった?」

『いえ…足つっちゃったみたいで…』

「おやおや」


このタイミングでストップかけるのは申し訳ないけど、
痛いものは痛いので…素直に静止してくれる小五郎さんに心の中で感謝した。


『うぅ〜〜…』

ぐっと目を閉じて身を固めて……
痛みが引くのをジッと待つ私の前髪を、彼がスッとかき分ける。
視線を感じて薄目を開けると、無表情で私を見つめる瞳が少しだけ細まった。


「珍しいね…神経が高ぶったのかな?」

『ええ!?それだと私が興奮状態にあるみたいじゃないですか…』

「おや、この状況にあって違うと言うのかい?」

『違います!わたし興奮なんてしてませんっ!そんな厭らしい……』

「ふっ…興奮することを淫らというのなら、私は今とても興奮しているということになるな」

『え?』

「ちひろを前に私の心はとても乱れていると言ったんだよ…」

『全然そうなふうに見えません。いっつも冷静じゃないですか…!』

「そんなことはないさ、私は……」


話している内に足の痛みは治まっていた。
それを知ってか知らずか…寄せていた身を急に離して、小五郎さんが律動を始めた。


「いつも…っ」


『あっ!んっ…んっ…あっ…』


「いつだって…っ」


『や…っ…んっ…んっ…あぁ!』


「私は……っ!」


『はぁっ…んっ…はぁ…ぁあんっっ!』


「……………っ」




力強く抱きすくめられて、
うなだれた私の顎を小五郎さんが持ち上げて、熱い口付けを交わす。

いつもより少しだけ強引で長いキスに、
もしかして本当なのかもしれないと思った……

だとしたら、やっぱり私、嬉しいな。


ジワリジワリと滲みわたる、
心地良い幸せに身を委ねながら……


この先もずっと、こんな風に愛し合えたらいいなと思った。







2010/12/14
ショボすぎて何も言えない。。裏って難しいね…私には無理だ(涙)

2013/05/26
今なら言える。これは裏じゃない!!←
でもまぁ念のため…R15と定めときます。

それにしたって拙すぎです。直視できない。。記録から抹消したい・・・


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