後日、うかれハッピー野郎な俺たちの写真を見て団長が「いいな…」ともらしたのでその場にいた全団員が震撼して、それから一拍おいて胸のときめく音がホームのあちこちからあがった。俺たちは、しばしば団長への愛とも忠誠ともつかない態度に関して驚くべき団結力を発揮する。今度はみんなで行こうと言ったらめずらしく誰も反対しなかったのでコインの出番はなかった。
サイズがなくてネズミの耳を頭につけられなかったフランクリンの背中が哀愁に満ちていたのも、フィンが絶叫系で涙目になってたのも、身長制限に引っかかったコルトピが夕方くらいまでずっと拗ねてたのも、フェイタンの目がパレードに釘付けだったのも、それを「乙女ちっく」とからかったら斬り殺されかけたのも今じゃけっこう良い思い出になっている。
160616
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