オマケ(会話文のみ)


「彩月さんー!!」


「美幸ちゃん…いろいろごめんね」


「ううん。あたしは彩月さんのこと信じてたし」


「…ありがとう」


「えへへ。どういたしまして」


「美幸、そろそろ彩月から離れなさい」


「あ、彩月さんとお兄ちゃんが結婚するってことは彩月さんあたしのお姉ちゃんになるんだよね?」


「(え、無視…?)あ、うん…そうだね」


「美幸、いい加げ―――」


「じゃあ彩月お姉ちゃんっ呼んでもいい?」


「いいけど、美幸ちゃん…」


「なに?」


「彩月を返しなさい」


「いや」


「え、ちょ」


「彩月は私のですよ」


「それを言うならあたしのお姉ちゃんでもあるから」


「…彩月、貴女はどちらをとります?」


「(え、私!?)えーと、じゃあ美幸ちゃん」


「!?」


「やったあ!!」


「何故…」


「ごめん、比呂士。美幸ちゃんには結構迷惑かけちゃったしちゃんと話したいから…。それに美幸ちゃん明日学校だし。比呂士は明日休みだから一日中一緒にいられるし」


「っ!!……そうですね。仕方ありません。今日は美幸に……って美幸?」


「…あれ?いない…」


「…いないのなら私が彩月を貰っていきますけどいいですか?」


「………反応ないし」


「では仕方ありません。彩月、私の部屋でチェスでもしましょうか」


「ん、そうだね」












(お兄ちゃんもいい年なのにあんなバカップルみたいなところ見せつけられたらやってられないって)
(でも、二人ともお幸せに!!)
(by美幸)

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