「よし、これでオッケー」
「あとは刹那ちゃんって子を待つだけね」
「うん。よし、愛和。ヒウンの船着き場まで迎えにいってきて」
「わかりました。こちらに着いたらテレポートで飛んできます」



***



「……服?」

旅の道中、刹那はいきなり届けられた荷物に首をかしげていた。送り主はシンオウのポケモントレーナーであるココ。幾度か交流のある人物である。
しかし、なぜ服が送られてきたのかがわからない。何かしらの約束をしていたわけでもない。うむむ、と頭を捻らせていると相棒の心愛が包みから何かを取り出した。

「手紙も入ってるぞ」
「これは…イッシュのヒウンまでの超豪華客船のチケットよ!」

氷華が騒ぐなか、心愛は深くため息をついた。あいつはいったい何をする気なのだと。

「刹那、それに着替えてこの船に乗って来いだって」
「う?ココちゃんが?」
「うん。着いたら愛和がいるから探してくれともかいてある」
「じゃあ、行く?」

刹那の問いに手持ちたちは行くしかないよな、と半ば諦めながら頷いた。



×:
()
「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -