相変わらず白哉と蓮は話し込んでます。
さっきから30分以上経ってるけどねー


さすがに練習開始しないとマズイだろうってことで、あたしと真田で指示出しました。

仁王とブン太は沈んだままだったけど、そこは相方にお任せしました。
だってメンドイしね←


蓮も練習に行かせなきゃ。
白哉は暇になるかもしれないけど仕方ない。




「蓮ー!!そろそろ休憩終わってー!!白哉も練習の邪魔しないでねー!!」




結構離れた位置にいるから声張らなきゃ届かない。
聞こえたかな?




あ、聞こえたみたいだね。


蓮がこっちに走ってくる。




「すまない。つい長話になってしまった」



「あたしは別にいいよ。可哀相なの赤也だから。ペアいないって事で一人でやってる」



「そうか・・・行ってくる」



「いってら」



そう言って蓮を送り出した瞬間、大きな霊圧を感じた。


虚だ。



でも、








普通の雑魚じゃない。









死神でいう下位席官位の霊圧はある。










あたしも、蓮も、そして白哉までもが目を見開いた。


この地域にはこんな霊圧の虚はめったに出ない。

あたしの一族、日生家の結界があるからだ。

その結界では霊圧の大きな虚の浸入を防ぐ。
メノスなどの霊圧の大きすぎる場合は防げないときがあるが、そんな特例でない者は普通入ってこられない。


なのに、何で!?
結界に不調はなかったはず・・・






・・・今は考えてもわかる分けないね。
調べなきゃいけないし。

なら被害が大きくなる前に虚を斬ろう。









・・・?






霊圧は感じるのにどこにいるかわからない。
なんで!?





っ、焦らない焦らない。
周りをよく見て。


うん、いない。
蓮も白哉も立海にはいないって判断したみたいだね。
じゃあ、あとはここの担当の死神に任せよう。









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