校門とーちゃーく!!



案の定真田が白哉にギャーギャー言ってまーす。


…割って入ったほうがいいよね。
白哉そろそろ限界来そうだし。



「はーい真田。ギャーギャー言わなーい」



「む、日生?」



「末梨…」



「そいつあたしの親友だからねー。あたしに用事あって来てるからねー。そいつ短気だから殺されるよー」



「う、うむ…」



「わかったら戻りなー?」



「わ、わかった…!!」



魔王様フェイスで喋ったら真田ったら顔真っ青にして戻ってったよ。
さすが仁王直伝のモノマネ(?)術。
軽く白哉も引いてるね。




「で、白哉は何の用?」



「いや、特に要は無いのだが…」



魔王様フェイスのまま喋ったらかなりビビりながら答えたよ。
やっぱすげーな仁王。初めて尊敬したわ。




「はぁ…用がないなら来ないでよね。こっちも暇じゃないんだから」



「…………」



「白哉?」



いきなりシーンとしちゃったからどうしたものかと思えば、なんか凄い泣きそうな顔してるんですけど?




「すまぬ。何故か無性に会いたくなった」



「…………」








よくそんな小恥ずかしいことを彼女でもない奴に言えるな



「はぁ…」



なんか力抜けた。
白哉と会うといつも面倒なことになるから嫌だったけどこんなの初めてだわ。



「末梨?」



白哉が不思議そうにこっちを見てくる。
なんかお前キャラ違くないか?



「練習見てきなよ。あたしはマネだから練習しないけど終わるまで帰れないしね」









―――
―――――



「お久しぶりです、白哉さん」


「久しぶりだな、柳」



そういえば白哉は蓮の事柳って呼ぶんだよねー。
なんか変な感じ。
でも蓮二って呼ぶと恋次とかぶるしね。
メンドー。
あれ、なんかさっきもこんな感じの事言ってたような。


あ、今はいったん(蓮が勝手に)休憩にして蓮と白哉が喋ってます。
何気に気が合うんだよね、この二人。



「お前も代行をやればいいのにな」


「買い被りすぎですよ。俺は普通に霊が見えるだけですから」



おい、そういう話は人のいないとこでやれ。
バレたらどうする、バレたら。


まぁ今は大丈夫そうだけど。
一番気づきそうな仁王はまだへこんでるし、次に鋭そうな柳生は仁王を慰めてるし。







ていうかそろそろ休憩終わらない?




next


()
- 22 -


prev|next


「#オリジナル」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -