「あー疲れたー」
ただいま白髪、ワカメ、豚との試合が終わりベンチで休憩しています!
なんか周りから『お前楽勝だっただろ!?疲れてねーだろ!?むしろ疲れてんのあの二人じゃん!!』的な視線が飛んでくるけど、うん。
力の解放って後でしんどいから!!
なんて蓮にしか叫べないことを心の中でい言ってみたりする。
ちなみに白髪と豚は肉体的ダメージと精神的ダメージが大きくてコートの隅で泣きながら沈んでます。←
「俺は白髪じゃなか…」
「俺は豚じゃねぇ…」
…さっきからずっとこれ言ってるよ。
「末梨」
「何?」
蓮に呼ばれて顔をあげると、うん。
何考えてるのかわかんないね。
「白哉さんが来てるぞ」
「嘘!?」
あーこいつ白哉の事さん付で呼ぶんだっけ。
なんか違和感あるわぁ…
「本当だ。霊圧を探ってみろ」
「ん」
言われた通り霊圧を探ったら
いたよ
校門前辺りにいたよ
「うあーもう来たか…」
「早く迎えに行って来い。そうしないと弦一郎が――」
あたしがこめかみを押さえていると校門付近から怒鳴り声が聞こえた。
部外者どうこう言ってるから相手は白哉だね。
「あの莫迦」
おーい蓮さんやーい。
アンタそんな顔して悪態付くなー
某テニス部部長こと魔王様に見えるぞー
でもホントに馬鹿だよ真田。
白哉に喧嘩売ってるようなものだよそれ。
「末梨、今すぐ校門に行ったほうがいいと思うぞ」
「うん。あたしも思った」
「なら行け」
「えぇ〜…」
「逝け」
「イエッサー!!」
やばっ!!
蓮めっちゃ怖かった!!
魔王様以上だったよ!!
黒族とは違う怖さだったよ!!
(基本黒族は平気な末梨です)
ていうか行かなきゃ真田ヤバいよね。
人間にギャーギャー言われてキレないはずがないし。
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