人の思い出したくない過去までもネタにするなんて今のメディアは最低だな。
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私がその場にいたとしたら絶対に助けるのに。

心からそう思った。

しかし

中学生の私に本当に彼を助けることができたのかな。

そんな疑問も同時に浮かんだ。


今の私だからこそ可愛いと思えるのか。

今の私でも可愛いと思えるのか。

私は今の私でしかないから分からない。


中学生の私は、興味がないなら関わらなければいいと言えるのか。

今の私でもそれは言えるのか。

彼は、クラスの不良グループの子に苛められていたと言う。

私はそんな人間に立ち向かうことが出来たのだろうか、出来るのだろうか。


助けたい。

素直にそう思ったとしても

それが行動に移せない唯の同情という感情でしかないのなら

そんなもの何の意味も為さない。

綺麗事で着飾った自分を愛でる自己満足でしかない。




苛められていることを親に隠し通し、独りで過酷な3年間を生き続けた彼を強いと思った。

でもそれは同時に、親に話せない弱さでもある。

強さと弱さは紙一重であり、人間は1人で生きて行くには弱すぎる生き物だ。

そう感じた。



寄りかかりたいときに、周りには何もない。

常に不安定な動物である人間は、そんな状況に耐えられるはずがない。

いくらか持ちこたえたとしても、きっといつかは、自分から倒れてしまうだろう。

そんなのは悲しすぎる。

だから私は強い人間になりたい。

いくら寄りかかられても倒れないような、強い人間でありたい。




2011/02/04 Fri 22:55


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