こもりうた


眠れない夜に
見上げた冬の星座
ちらばる光に
そっと手をのばすの

形のないもの
変わりゆくもの
どれも愛しい
生きてゆかなくちゃ

目の前にある偽りも全て
受け止めてゆけば
この世界も塗り替えて
いける気がしたの
たった1人の掌で


投げ捨てた明日が
泣き出しそうに俯く
消えない悪夢に
ずっと振り回されて

目に見えないもの
感じられるもの
どれも愛しい
生きてゆくんだ

もうすぐ世界は眠りにつくの
投げ捨てた明日が
泣き出す前に顔をあげて
そっと自分の足で
明日を迎えに行こう


眠れない夜に
口ずさむのは
あの日の優しいこもりうた

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