三秒の魔法


雨上がりの空
輝く星をみつめうつむきながら
『どんな日だって無駄なんかじゃない』
って君が笑った


今三秒程
僕の世界は君のもの
切なそうな
その横顔が眩しすぎて
今三秒程で
僕の世界は君のもの
確かなものはなくていい
そうなくていい


この世界の中
輝く愛はもっと沢山あるのに
君に出会った 君に出会えたのは
小さな奇跡


ねぇ三秒程
君の世界を覗かせて
偽りない
その横顔が愛しくて
今三秒程
この世界を君にあげよう
言葉なんかじゃ伝わらない
このオモイ


流星が空をちり
2人の肩が近づくころ
魔法がとけてゆく


今三秒程
僕の世界は色づいて
眩しすぎる
その横顔が薄れだして
今三秒程で
この世界は君のもの
君だけのもの

確かなことは今三秒程
君は僕の隣にいた
それだけでいい

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