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静かな部屋に僅かに聴こえた気持ち良さそうな寝息…

まだ意識が朦朧とした状態だが、色んなことがはっきりとしてきた


今、恋人の部屋にいて


今日は2人揃っての久々の休日だ



大好きな彼の家に昨晩から一緒にいて、やることはやってそのまま寝たんだなあ…と思い返していた


「んっ…」


横から甘い声


歳上の彼は俺なんかより何倍もしっかりしていて、いつも俺より遅く寝て早く起きる彼


横を見ると彼の寝顔…


さっきの声で起きたのかな、と思ったらまだ寝てるみたい


それにしても綺麗な鼻筋

つ――…っといつも触らしてくれない部分を撫でたら少し顔を歪めた


くすぐったいのかな?




「あ…」


今気がついた


腕枕…


一晩中ずっとしてくれてたんだ


重いよね…



でも大きくて太くて男らしくて暖かいその腕に甘えたい




ごめんね、後少し




温もりに触れていたい






continue...




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