01
静かな部屋に僅かに聴こえた気持ち良さそうな寝息…
まだ意識が朦朧とした状態だが、色んなことがはっきりとしてきた
今、恋人の部屋にいて
今日は2人揃っての久々の休日だ
大好きな彼の家に昨晩から一緒にいて、やることはやってそのまま寝たんだなあ…と思い返していた
「んっ…」
横から甘い声
歳上の彼は俺なんかより何倍もしっかりしていて、いつも俺より遅く寝て早く起きる彼
横を見ると彼の寝顔…
さっきの声で起きたのかな、と思ったらまだ寝てるみたい
それにしても綺麗な鼻筋
つ――…っといつも触らしてくれない部分を撫でたら少し顔を歪めた
くすぐったいのかな?
「あ…」
今気がついた
腕枕…
一晩中ずっとしてくれてたんだ
重いよね…
でも大きくて太くて男らしくて暖かいその腕に甘えたい
ごめんね、後少し
温もりに触れていたいcontinue...
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