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ふかふかのベッド


どこからか漂うシャンプーの香り


窓からのぞくお月様




今宵も体は縺れ合う―――…





「ふっ…はあ、」



シーツの擦れる音を聞き入れながら、先輩が触れる肌が過剰に反応する



「んあっ―――…」


「きもちい?」


「ん、きも、ち…んあ、」



聞き慣れたはずなのに、どうしてベッドの時は一層甘く聞こえるんだろう―――



生理的に流れた涙を拭う指先も、



髪を掻き分ける指先も、



全部全部、俺のもの










「―――大丈夫?」

「んん……へーき」



素肌と素肌を合わせ寄り添う2人


まるで温もりを混ぜ合わせ、お互い共有するように





「せんぱ、」

「…ん?」

「…すき、好き」


「うん、俺も」





瞼がだんだん重くなる



聞こえる声はもう眠り歌






俺と先輩の赤い糸は
決して千切れない


そして永遠の誓いを
契るのだ―――…









「愛してる」






end





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