小話
 


※会話文中心、極短編集です
随時下に更新してゆきます。



【兄】

「シスイさん。」

「うん?」

「"弟"ってそんなに可愛いものですか?」

「もちろんさ。
言うこと聞かなくて生意気に思うこともあるけど、あ、イタチには内緒な、幾つになったって可愛いよ。」

「ふぅん…。」

「(興味ないのに聞いたのか?)
…どうしたんだ突然。」

「シスイさんは、ずっとイタチさんのお兄さんですか?」

「あぁ、もちろん。
サスケだって俺の弟さ。

それに、なまえだって俺の妹みたいなもんだ。
あ、カカシさんに怒られるかな?」

「…カカシ兄さんは小姑です。」

「(また任務で喧嘩したのか)
兄貴ってもんは、妹が心配でたまらないもんなんだよ。」

「ふぅん…。」



心配ならずっと一緒に居てくれればいいのにね




【呪い】

「なんだ?」

「サスケが右肩の…イタチさんは左ですね、右肩の模様は呪いだって言うんです。」

「…。」

「で、あまりにも真顔で言うもんだからちょっとからかったんですよ。」

「何て言ったんだ。」

「性別が逆転する呪い。」

「……。」

「サスケ何か言ってました?」

「…手遅れだと言われた。」

「(サスケェ…っ!)」

「ついでにタワシで削り取ろうとしてきた。」

「ぶふっ…っ!」




【呪い2】

「どうした、サスケ。」

「…ごめん、兄さん。
俺がもっと早くに気付いていれば…。」

「…何のことだ?」

「兄さん、もう手遅れなんだろ?」

「(まさか、会合のことを知って…?)
サスケ…何のことだ?」

「左肩の呪いのせいで姉さんになっちゃったんだろ?!」

「え…。」

「どおりで最近母さんに似てきたと思ってたんだ…!
でも大丈夫だよ、タワシでこすれば呪いも解けるから!」



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