神童side




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やっぱり、いきなり告白はマズかったんだろうか…

俺は、霧野が走って行ってしまった後も、その場から動けず、暫くの間立ち尽くしていた。
一人で考え込んでいると、嫌な考えばかりが浮かんで来た。

いきなりの告白に驚き過ぎて引いた?
男から告白なんかされて嫌だった?
後者ならショックだな…

そんな考えを一人でしていたら、霧野が戻って来た。

「っ!霧野…」
「神童!」

霧野は俺の前で立ち止まり、肩でゼーゼーと息を整えていた。
いつもサッカーをしているのにこんなに息が乱れるなんて…
相当急いで走って来たんだな、と俺は思った。

「霧野、大丈夫か?」
「あぁ、ごめん…。俺、どうしても神童に伝えたい事があるんだ」
「伝えたい事?」
「さっきの告白の返事なんだが、俺も神童が好きだ。付き合って下さい!」
「…っ!俺が先に告白したのに、何だか俺が告白されたみたいじゃないか〜…」
「ハハッ、そうだな♪で、返事は?」
「〜〜〜ッ!こちらこそ、宜しくお願いします!」

…やっぱり、素直に想い伝えて良かった!

「倉間に感謝だな〜…(ボソッ」
「ん?何か言ったか?」
「何でも無い!神童、一緒に帰ろうぜ!」
「…//。あぁ!」



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