時刻は0時を過ぎ、もう寝ようかなとなまえが布団に入った五分後、『く〜る〜きっとくる〜きっとくる〜♪』という音楽がどこからともなく流れた。しかも大音量で。

時刻は0時過ぎ。なまえは「ぎゃああ!」とあまりの怖さに叫びベットから転げ落ちた。鳴り止まない音楽。どこからともなく聞こえてくる。あぁもうこれはきっとくる。どこからあの恐ろしい女がくるのか、目をガン開きにして部屋を見回す。よく映画では後ろにいたりするので後ろは振り向けない。ムリ。

『〜る〜きっと…』と言う部分で音楽はぷつりと止まった。あたりは静寂に包まれる。もうこれくる。きっととか思わせぶりはいらない。

だがいくら待っても、なにもこない。もう怖くてたまらない。もう…寝よう…と布団に潜り込んだ。その時またしても『く〜る〜きっとくる〜♪』と音楽が流れた。「ひぃぃぃぃ!!」と叫ぶなまえ。しかし馴れてきたのか、音の出所を調べるまでに成長した。するとピカピカと光っているのが目に入った。机の上にあったなまえの携帯だった。




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