「トラファルガー先輩」

「なんだ?」

「今日、先輩の家に泊まらせてください」

…カランッ!

トラファルガーは驚愕のあまり飲みかけのトマトジュースを手から滑り落とした。
トラファルガーとなまえの周りの地面は真っ赤に染まっていった。辺りはサスペンス劇場も真っ青なムードを引き立てていた。

「…な、なんだ?何かあったのか?何かあったんだろ?いや何かあったに違いねェ」

「うるさいですね」

「…ど、どうしたんだ?どうしたっていうんだ?いやどうかしてるに違いねェ」

「うるっさいですね」

トラファルガーはなまえの落ち着き様に先ほどの言葉は冗談などではないと分かり、尚更驚愕した。あの、なまえが、だ。トラファルガーが繰り出す数々のセクハラに打ち勝ってきたなまえが自ら誘ってくるなんておかしすぎる。しかも一夜を共にしたいと言ってきたではないか。トラファルガーはなまえの顔をまじまじと見てポンッと肩に手を置いた。

「大丈夫だ。処女は立派な萌え要素だぞ」

「え?なんか勝手に誤解してません?しかも勝手にフォローされてません?」

トラファルガーは優しく諭すようにフォローの言葉(処女は萌え要素発言)を言ってきたのでなまえはストップをかけた。なんだこれ物凄く悲しいぞ。






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