静寂があたりを包み込む。お互いの呼吸の音がやけに大きく聞こえるほどだ。どちらが先に声を発するか、何を言うのか、緊迫した状態が続く。

押し倒されたままの格好のなまえは必死に天井がバックのトラファルガーのその死んだような瞳から、今何を考えているのか読み取ろうとしたが、出来なかった。分かったのは、トラファルガーの瞳がやっぱり死んでいるということと


自分の胸の奥深くに、少しだけ早い心臓の鼓動が響いているということだけだった。




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