時刻は夕方6時30分。やることも特に見当たらないトラファルガーはテレビを見ていて、なまえはと言うと今夜の夕飯を作っている。 何故ならなまえがお腹が空いたとトラファルガーに言うと、冷蔵庫を漁れとのやる気のない返答が帰ってきたのでなまえは渋々冷蔵庫を開けたのだ。すると冷蔵庫の中にはうなぎの缶詰めとツナ缶、後はネギや卵やケチャップぐらいしかなかった。 漁れも何も漁れるものが何もないではないか。 なまえはパタンと冷蔵庫を閉めた。先輩はいつも何を食べてるんだろう…と不思議な疑問を浮かべトラファルガーを見つめるなまえ。 「なんだ、やっぱりおまえも思ったか」 「え、やっぱりって」 なまえの不思議な視線に気づいたのかトラファルガーは心なしか低い声で話かけてきた。やっぱりって…自分でも気づいてたのかな…自分の食生活の危うさに、となまえは眉を下げる。男の人の一人暮らしだもんね…しょうがないよね、となんだか視線を向けたことに悪い気がしたなまえ。 「やっぱりアヤミの胸はいいよな。パイズリには最適だよな」 「そうですね」 違った。 180℃くらい違った。 いらない心配だったようだ。トラファルガーに悪い気がした自分に悪い気がした。 「おいなまえ、おれの腹の虫が腹を空かせているようだ」 「もう普通に腹減ったでいいですよ紛らわしい」 なまえは溜め息をつきながら今閉めた冷蔵庫を開けた。あるだけの奴で何が作れるのだろう、なまえはウーンウーンと頭を悩ませていると後ろから「ウンコか?」と言う声が聞こえてきたのでスルー。 よし!オムライスを作ろう! なまえは早速調理に取りかかった。 → |