初めて君と逢ったとき、私の胸が高鳴った
最初は気づかないことにしてたけど君と逢う度に心臓がうるさくてはち切れそうになった

そこで私は気づかないふりを止めた


「セド!!」


「ルシー待たせてごめん」


今日はセドと一緒にホグズミードに行く約束をしている
私とセドだけ…つまりデートとなる
それを考えるだけでにやけてしまう
私は重症だ…


「大丈夫だよ私も今さっき来たところだから」


「なら良かった…それじゃ行こうか」


本当は30分も前から待ってたんだ
楽しみで仕方がなかった
それと少し困った君の顔を見たかったっていうのが本音かな

セドは私の手を引き、ホグズミードへ向かった




「どこか行きたい所はある?」


「私は……あっあそこの雑貨屋さんに行きたい」


指を指したのは右側の奥にある少しお洒落なお店
私とセドはそのお店に向かった

お店に入るとファンシーな雑貨がたくさん置いてあった
ユニコーンの置物や動物のぬいぐるみ可愛らしい羽ペン


「わぁ可愛いのがいっぱいある」


「……………」


「セド?」


「えっあぁ可愛いね。ルシーにピッタリだと思うよ」


わたわたと慌てるセドにクスリと笑った
だって顔を真っ赤いしてるんだもの


私たちはある程度買い物を済ませホグワーツに戻った
私とセドは同じハッフルパフ生だから寮も同じ
談話室に着き薪に火を付けた
他のみんなはまだ帰ってきていない


「ルシー」


不意に名前を呼ばれ彼のほうを向いた


「どうしたのセド?」


「HappyBirthdayルシー」


「え……私の誕生日覚えてくれてたの?」

セドは微笑み、私に小さな箱を渡した
「開けていい?」と尋ねるとセドは「いいよ」と優しい声で返事をした
箱を開けてみるとハートのネックレスがあった
派手ではないシンプルなピンク色のハート

「君にピッタリだと思ってね。受け取ってくれるかな?」


「もちろんだよ!これは私の宝物!」


「ありがとうルシー…。生まれてきてくれてありがとう僕の大好きなルシー」


影が重なった




ありがとう
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