「スネイプ先生!!今日こそ私と結婚してください!!!」


「断る!!Msローウェルズ減点10点だ!!」


毎日のようにあるグリフィンドール生のルシー・ローウェルズと魔法薬学教授、セブルス・スネイプとの鬼ごっこ
普通ならば何事かと皆の注目を浴びるが近くにいる生徒は「あぁまたか…」みたいな顔をしていた
ルシーと同級生のハリー、ハーマイオニー、ロンも呆れていた


「なんでルシーはあのスネイプのことが好きなんだ?」


ロンが呟いた


「さぁ?彼女は頭は良いしキレイだけど変わり者だから僕には彼女の気持ちがわからないよ」


「スネイプよりも素敵な人はたくさんのいるのに…」


3人はため息をついた


一方、噂のルシーは


「なんで逃げるんですか!!あとは此処に先生のサインがあれば入籍できます!!!」


「しなくていい!グリフィンドール減点20点!!」


どんなにセブルスが減点しようとルシーはなんとも思っていない
むしろセブルスと結婚できれば減点なんて知らねぇよ状態だ
しばらく続く追いかけっこ
ルシーとセブルスの間に誰かが割り込んだ

「ルシー!!偶然だな僕と出逢えるなんて!!やはり僕たちは運命の相手なんだ!!」


ドラコ・マルフォイだった
ドラコはルシーにお熱の人物だ
ルシーは混血だ
しかしドラコは「純血」だと主張
スリザリン生を困らせていた


「邪魔よ!このデコ!!」


この時はセブルスはスリザリンに20点得点を与えた
ガツンとドラコを殴りセブルス探しを始めた


「これも愛のひと…つ…」


どこを探してもセブルスは見つからない
しかし諦めないのがルシーである
彼女は目の前を通ったリーマス・ルーピンを捕まえてた


「ん?ルシーじゃないかどうしたかい?」


「あの、スネイプ先生見ませんでしたか?」


リーマスは先ほど逃げているセブルスを見かけた
彼もセブルスが逃げている理由を知っている


「いや見てないね」


ルシーはシュンとなり小声で


「せっかく教えてくれたらカエルチョコレート1ヶ月分あげようと思ったのに」


「セブルスだったらあっちに行ったよ」


リーマス・ルーピン甘い物がが手に入るならば人を売ることができる男だ
リーマスが指した方向に走る
曲がり角を曲がろうとしたら誰かにぶつかった


「ごめんなさい!私急いでいるので!!」


その場から離れようとしたらローブをガシッと捕まれた
恐る恐る振り向いてみるとマクゴナガル先生だった


「Msローウェルズ?」


「あ…はは…ご機嫌よう」


「えぇご機嫌よう…ルシー、貴女に50点減点と罰則としてフィチルの手伝いを1ヶ月してもらいます」



この日、ルシーの絶望の叫び声が響いた






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