pkmn | ナノ
(まま)

朝になりユイカは目をパチパチと瞬きし起きた
部屋の周りを見てみると必要最低限のものしかなかった
その中で唯一目に止まったのがあった
ユイカはベッドから降りてソファまでトコトコと歩いた

ソファにはアポロが眠っている
そんなユイカはペチンとほっぺたを軽く叩いた


「おきてーあさだよ」


まだ起きないアポロにもう一回ペチンと叩く


「あさだよー」

「ん…もう朝ですか……起こしてくれてありがとうございます」


アポロは少しながら寝ぼけながらユイカの頭を撫でた
ユイカは嬉しそうに「えへへ」と言いハニカンだ


ガチャ


誰かがアポロの部屋を開けた


「おはよう朝ごはん出来てるわよ」


開けたのはアテナだった
アポロとユイカを呼びに来たのだろう

「あら、その子起きたのね。あなたの名前なんていうのかしら?」


アテナはユイカの名前を聞いた


「ユイカのおなまえはユイカだよ!おねえしゃんのおなまえは?」

「私の名前はアテナよ。よろしくねユイカちゃん」


アテナはユイカの手を取り「ご飯食べましょう」と微笑み先に食堂へ行った


アテナと廊下を歩いてユイカはジーッとアテナを見つめている

「どうかしたかしら?」

「あてなしゃん……その……」

「言いたいことがあるならきちんと言いなさい」


もじもじしながらアテナを見つめながら言った


「ままって…よんでいい?」


豆鉄砲を食らったような表情だった
アテナはユイカを抱っこした
ユイカはすこし寂しそうな表情をしている

「あのね、ユイカのぱぱとままみたことないの。だからねあてなしゃんのことままって」

「良いわよ。これからはユイカは私の娘だわ」

「ありがとうまま!」






back
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -