妖精の魔法


ハロウィーンの朝、最初の授業はフリットウィック先生の妖精の魔法の授業だ

メアリーはこの日はとても上機嫌だ
得意の妖精の魔法があるから

フリットウィック先生は物を飛ばす練習をしましょうと言った


メアリーはハリーと組もうとしたがシェーマスと組んでしまった為にネビルと組むことになってしまった
ハーマイオニーはロンと組むことになってお互い怒っていた


「さあ、今まで練習してきたしなやかな手首の動かし方を思い出して」


フリットウィック先生はキーキー声で言った


「ネビル思い出せ…そうにないね…」


ネビルは思い出そうと必死だった


フリットウィック先生は「ビューン、ヒョイですよ」と言った


机の上には羽がある


「ウィンガーディアムレヴィオーサ」


メアリーは呪文を唱えると羽はふわふわと浮かび天井に届くくらいまで浮かせた
ネビルはあんぐりと口を開けながら羽を見つめていた


「皆さん、スネイプさんがやりましたよ!」


先生が拍手をした
メアリーは満足したのか杖を一振りして羽を花火のようにバチバチと音をたてながら綺麗に散った
その光景をみた女子生徒はうっとりしていた


そんな中「オーッ、よくやりました」


また先生は拍手して叫んだ


「皆さん、見てください。グレンジャーさんもやりました!」


ハーマイオニーも成功させた
成功したのはメアリーとハーマイオニーだけだった
メアリーはネビルにきちんとコツを教えたができなかった


授業が終わりメアリーはハリーとロンと歩いていた
ロンの機嫌は最悪だった


「だから、誰だってあいつには我慢できないっていうんだ。まったく悪夢みたいなヤツさ」


ハリーは誰かとぶつかった
ハーマイオニーだった


「ねぇ…ハリー今…」


「うん、今の聞こえていたみたい」


「それがどうした?

誰も友達がいないってことはとっくに気がついてるだろ」


ロンが言った
それを聞いたメアリーは廊下だろうが問答無用で呪文を唱えた


「あんたねぇ…私はハーマイオニーの友達…いえ親友よ!!!さっきから聞いていれば悪夢みたいなヤツ?あんたのほうが悪夢みたいなヤツだよ!!
ハリーあなたにも失望したよ!!」


そう言ってメアリーはハーマイオニーを追いかけた

残された2人はただ呆然と立っていた


「ロン、そのネズミシッポ…」

「メアリーにやられたよ…確か1時間で消えるってこの間教えてくれた」

「そう…」




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