訪れた場所
「叔父様ーいる?」
メアリーはセブルスの部屋の扉の前にいた
ガチャと扉が開きそこには明らかに不機嫌なセブルスの姿があった
「なんのようだねメアリー」
「うーん暇潰しに来た!!」
「帰ってもらおうか」
セブルスは扉を閉めようと扉を引くがメアリーは隙間に足を入れているため閉まらない
しかもセブルスは強い力で引いてるため…
「いだだだだ痛いって!!叔父様!!痛い!!」
足が激痛に襲われた
「ちょっと待って!クィレル教授のことだよ!!」
ピタリとセブルスが止まった
ルシーを見るがルシーは真剣な顔をしていた
「入れ」
扉を開きっぱなしにしてセブルスは部屋の奥に入った
メアリーもセブルスの後についた
ソファに座り紅茶を出され一口飲む
「……でクィレルのことでいかがしましたかな?」
「あっなんだ黒に戻しちゃったんだ…性格が根暗だから部屋だけでも白くしようと考えたのに」
「ちぇー」と言った瞬間にセブルスから分厚い薬学の本が頭に落ちた頭を押さえながら呻くメアリーに鼻で笑った
「あとで絶対にやりかえす!」と小声で呟いた
「ほら、この間さ叔父様に呼び出された帰りにクィレル教授と会ったんだよ
…………クィレル教授ってなにか探してる?」