シーカー


「それじゃ、ロングボトムが後で取りにこられる所に置いておくよ。そうだな…木の上なんてどうだい?」


ドラコはメアリーに言ったのではなく目線はハリーを見ていた


「こっちに渡せったら!」


ハリーは強い口調で言った
ドラコは箒に乗り、飛び上がった


「ここまで取りに来いよ、ポッター」


「あんのデコやろぉぉぉ!!!」


メアリーは箒に乗ろうとしたけどハリーに止められた


「メアリー、マルフォイは僕を呼んでいる。君はここで待ってて」


ハリーは箒を掴んだ
ハーマイオニーは注意を呼び掛けたがハリーは無視して飛んだ


「ハリーのばかっ!!」


自分も飛ぼうと思ったがハーマイオニーとロンに止められハリーとドラコを見るしかなかった


ドラコは思いだし玉を投げたハリーは一直線に急降下し思いだし玉を取った

思いだし玉を握りながら地面に降りた


「ハリー!良かった怪我がなくて!!」


メアリーはハリーの所にすぐ向かった


「ハリー・ポッター…!」


マクゴナガル先生が走ってきた

「まさか…こんなことはホグワーツで一度も……」マクゴナガル先生はブツブツ言っていた


「……よくもまあ、そんな大それたことを……首の骨を折ったかもしれないのに」


「先生、ハリーはドラコが取った思いだし玉を取り返しに」


「くどいですよ。Msスネイプ。ポッター、さぁいらっしゃい」


マクゴナガル先生はハリーを城に連れていった



「ハリー、退学かな?」


ロンが心配そうに言った


「えぇ…きっとそうね…マクゴナガル先生は厳しい先生だわ…」


「でもまだ決まったことじゃないしあとでハリーのところに行こう」



結局、ハリーに会えたのは夕食時だった

ハリーはロンとメアリーに話を聞かせた


「まさか」

ロンはステーキ・キドニーパイを口にすることを忘れた
メアリーはゴブレットを持ったまま驚いていた


「シーカーって…一年生はダメだと思ってたよ!でも本当なら」


「君は最年少の寮代表選手だよ。ここ何年以来かな……」


「ちょっとロン!私のセリフ被らせないでよ!!」
ギリギリとロンの頬をつねるメアリーと涙目なロン
しかしハリーはそんなことを気にしないで「100年振りだって。ウッドが言ってたよ」と言った


「来週から練習が始まるんだ。でも誰にも言うなよ。ウッドは秘密にしておきたいんだって」


「すごいな」


ジョージが低い声で言った


「ウッドから聞いたよ。僕たちも選手だ。ビーターだ」


「フレッドとジョージじゃない」


「「姫!!」」


双子はメアリーを見るなり顔を更に輝かせた

メアリーの後ろに行き「今年のクィディッチ・カップはいただきだぜ」とフレッドが言った


「あー…そのごめん私、少し用事があるから先に戻るわ
ハリー、シーカーおめでとう
応援するよ
フレッド、ジョージ、次は私も悪戯に誘ってね」


メアリーは席を立ち、出口に向かった


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