飛行訓練


私、ハリー、ロンはグリフィンドール寮生と一緒に校庭へ急いだ


スリザリン生は到着していて20本の箒が地面に並んでいた


「なにをボヤボヤしているんですか」


フーチ先生が叱りながら来た


「みんな箒のそばに立って。さぁ早く」


私はハーマイオニーの隣に立った
何度かお父様に箒に乗せてもらったことがある
お父様曰く、叔父様は苦手だったって
後でからかいに行こうかな


「右手を箒の上に突き出してそして、『上がれ!』と言う」


みんな「上がれ!」と叫んだ


「上がれ!」


すぐに箒が上がった
ハーマイオニーは…苦戦してるみたい
ハリーを見るとハリーの手には箒があった

次にフーチ先生は箒の端から滑り落ちない方法をやってみせ生徒たちにやらせた

確かこんな感じだよね
あ、ドラコが指摘された

ハリーとロンは大喜びした


「さぁ私が笛を吹いたら、地面を強く蹴ってください。
箒はぐらつかないように押さえ、2メートルくらい浮上して、それから少し前屈みになってすぐに降りてきてください。
笛を吹いたらですよ…1、2の…」


先生が笛を吹こうとしたらネビルが飛んでしまった
箒に遊ばれていた

私は地面を蹴り、ネビルに近づいた

遠くから先生やみんなが呼ぶ声が聞こえるけどそんなのはどうでもいい


ネビルがいる高さまで到達しネビルを掴もうとするけど暴れてなかなか捕まらない


「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!」


「ネビル!落ち着いて!今助けるから暴れないで!!」


しかしネビルは聞く耳を持たずに暴れる
そんなネビルに隙が一瞬できたなんとかネビルを救出できたけど…


「怖いよぉぉぉぉ!!うわぁぁぁん!!」

また暴れはじめた
ネビルの手は私が握っている
地面に降りたくても暴れているから降りられない
するとスルリとネビルが落ちた


「やばっ!これ間に合わないって!!」


そのままネビルは落ち、手首を骨折した


地面に降りすぐにネビルの方に向かった


「さあさあ、ネビル、大丈夫。立って」


ネビルを支えながら先生は生徒の方を向いた


「私がこの子を医務室に連れていきますから、その間誰も動いてはなりません。
箒もそのままにして置いておくように。
さもないと、クィディッチの『ク』を言う前にホグワーツから出ていってもらいます」


そう言って先生とネビルは校庭から去った

ハリーたちは私の前にきた


「メアリーは大丈夫?怪我はない?」


ハーマイオニーは私の身体をあちこちみる
私は「無傷だよ」と言いながら笑った


「良かった…。メアリーが無謀なことしたからヒヤヒヤしたよ」


「ごめんねロン…。でも無謀なことをするのが私だから」


ハリーが何かを言おうと口を開いた瞬間「あいつの顔を見たか?あの大まぬけの」スリザリン生から聞こえた

パーバティが止めたが「へー、ロングボトムの肩を持つの?」とスリザリンの女の子、パンジー・パーキンソンが言った


「なーんかあの女嫌な感じ…」


メアリーにはどうしても合わない女の子だと認識した


「ごらんよ!」ドラコが草むらの中からネビルの思いだし玉を高々とさし上げた


「ドラコ、それ返して」


メアリーはドラコの前に手を出した
しかしドラコは返すどころかニヤリと笑った


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