また合同授業


グリフィンドールの談話室にお知らせの掲示を読んだ


「飛行訓練は木曜日に始まります。グリフィンドールとスリザリンとの合同です。……かぁ。またスリザリンとかぁ…」


私は大きくため息をついた
私自身はスリザリンとはこの間の魔法薬学で見たくらいだから接してはいないけど…あのデコ出し君に睨まれてた記憶がある


「メアリー、それなんの掲示?」


ハリー、ロンがきた


「木曜日の飛行訓練のことだよ。またスリザリンと合同授業だってさ嫌になっちゃうよ」


肩を竦めて言うとハリーたちも嫌な顔をした
ロンが一番嫌な顔をしてたなぁ


「そらきた。お望みどおりだ。マルフォイの目の前で箒に乗って、物笑いの種になるさ」


ハリーは失望したように言った


「そうとは限らないよ。そのマルフォイって奴口先だけかも知れないし…」


「メアリーの言うとおりだよハリー。あいつはクィディッチがうまいっていつも言ってるけど口先だけだよ」


すまんよマルフォイくん…
私は君をみたことないがマルフォイくん君ボロくそ言われてるぞ…

私は心から謝った


ハーマイオニーはネビルと同じくらいピリピリしていた

なんというか近寄りがたい…
でも友達だし…


「ハーマイオニーなにを読んでるの?」


「あらメアリー。朝食のときに図書館から借りた「クィディッチ今昔」よ」


あぁ…クィディッチね…
あれってプレイする側も怖いけど観客側もある意味怖いよな…


大広間へ向かい席に座った
するとメアリーの梟が手紙を持ってきた


「ありがとうジュリア」


手紙を開けるとしもべ妖精のピードからの手紙だった


私のお母様とお父様は魔法省で働いてるから手紙なんて出す暇はないよね…
だからいつもピードが手紙を書いてくれる

まぁ内容は…心配性なピードだから怪我の心配のことは書いてある
クスリと笑い手紙をしまった


「誰からの手紙?」


ハリーが聞いてきた


「しもべ妖精からだよ。その子心配性だからいつも私のこと心配してるんだ」


「そのしもべ…妖精はメアリーのことが大事なんだね」


「そりゃ家族だから」

そう良い終えたけど…もしかして失言だったかな…
ハリーに家族いないし…


「『思いだし玉』だ!」


ネビルが大きな声で言った
確かにネビルにはピッタリだよ…うん

私は談話室に戻ろうと席を立とうとしたらおデコが広い…私を睨んでいた子がグリフィンドールのテーブルのそばを通りかかり、ネビルの玉をひったくった

ハリーとロンは立ち上がりデコくんと喧嘩をするかと思いきやマクゴナガル先生が止めた


私とネビルの席は遠いからなにを話しているかわからなかった
まぁ…私には関係ないし談話室に戻ろうと私は大広間も出た



「おい!そこのグリフィンドールの女!!」


男子生徒の声が聞こえたか
振り替えるとあのデコくんと従者2名がいた


「お前、スネイプ先生の姪のくせにグリフィンドールだってな
さぞかしスネイプ先生はお怒りだろうな」

「あぁ叔父様だったら私がグリフィンドールになるってこと知っていたよ。
むしろスリザリンだったらダンブルドアに異議を申し立てるとも言っていた」


デコくんは目を見開いた
まぁ…誰だって思うよね…
お父様と叔父様はスリザリンなのに私がグリフィンドールだなんて


「ところで私、貴方の名前知らないよ
私は君の言う通りセブルス・スネイプの姪のメアリー・スネイプよろしくね」


「ドラコ・マルフォイだ。こっちがクラップこっちがゴイルだ
午後の合同授業を楽しみにしてるよ」


ドラコはニヤリと笑って去った

私は別に楽しみにはしてないけどなぁ…
飛行好きじゃないし…


あ、魔法薬学のときなんで睨んでたか聞くの忘れた…


「ま、いっか。談話室に戻ろう」


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