お題 | ナノ
関係者のひとりごと
起きたら手伝おうと思っていた、と今更言っても遅い。
元就がホッチキス地獄にはまってから一時間、うつらうつらしている内に終わってしまったらしい。
光秀は出来上がった問題集を抱え、保健室を留守にしている。
「明日は手伝おうかな」
きっと明日は古典の問題集。
元就は放課後講習を取っていないから、掃除後に来るのだろうか。
「それともカーテンの隙間から見守ろうかな」
あくびと共に靴ひもを結び、保健室を後にする。
楽しそうな二人の言い合いが妙に頭に残った。
「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -