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ホームランド
はにかむように笑う25歳が切ない。
ただいま、の一言を頑なに拒んできたきり丸の不意に飛び出した帰宅の言葉に、ちょうど夕日の逆光で見づらかったのだが、きっと、年不相応の笑顔で迎え入れてくれた。
そんな顔をされては、きり丸の居場所はここにしかないと、根を張るように思わせてしまう。
「おかえり」
はにかむ25歳の笑顔が、何かに重なって瞼の後ろから消えてくれない。
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