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七割の先
「あの人たちとは違うから」
鯨捕りだ、と嬉しそうに出て行った一年は組を見送って、三郎次は呟いた。声高な音色は雀を飛ばせていく。どういうこと、と尋ねた左近に、そんなもんだろ、と答えにならないものを返した。雀は近くの小枝に停まり、またさえずった。
漁師と水軍。線を引いて、あちらを見送る。
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