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串に刺さらなくても団子


「トモミさん」

トモミでいい、という討論はもはやこの堅物には無意味なのだろう、とトモミは思う。少し下の目の高さから、次回の合同何たら祭(いつもあちらの学園長の気紛れで名前が変わるので大変だ)についてですが、と言う。
そんなのどうでもいいわよ、と言いたいのを何とか堪え、でもどうでもいいので適当に聞き流す。
狂ったように空は綺麗で、トモミもこの学級委員長も、空なんか見ないでに視線を紙に落として。

どうせくの一教室は毒団子的な何かよ、と呟くと、解毒団子もお願いします、と律儀に言ってきた。