現代 | ナノ

最上級


「お帰り、俺の飯」
「団子はありませぬか?」
「俺様ツナのおにぎりがいい」
「最上級の弁当を我に寄越せ」
「sandwichesあるか、トマトとキュウリ入ってないやつ」

わらわらと、結局はこうなる。
もみじまんじゅう(生)の件が許せなくても、神様は残酷なまでに彼らに優しい。

やっぱりこいつらが、好き。

背中をつつかれて、ふとトリップした脳内を戻す。
トイレに行っていたのだという半兵衛は、朝のデジャブだと呟いた。

「慶次くん、君がぼーっとしていたから、もう何もないよ。君のお昼も、僕のお昼も」
「…そうだ、学食に行こう」