現代 | ナノ

包装紙


「えっ…ないの?」

どうしてこういう時に限って皆早起きで、早く学校に来て、もみじまんじゅう(生)を食べているのだろう。
10時15分、虚しい空箱を示された慶次は、いつものメンバーともみじまんじゅうの包装紙に書かれた個数を数える。

「一人二個計算ですよ、皆さん!」

もぐもぐしてツンとしたって、可愛くないし許せない。