現代 | ナノ

私とお祭りに行きませんか


今日は外で体育はやらないらしく、外には鳥しかいない。
窓を開ければ下手くそな英語の合唱が聞こえてきて、まるで蛙のようだ。
それでも何もないよりはましな気がして、イヤホンを置いて耳を澄ませる。

知っている、足音がした。
知っている、ノックの音がした。

体育祭が始まれば、先のように賑やかになるだろうか。
そういうのを期待しているわけではない。

期待しているのは、この胸の賑わいか。