現代 | ナノ

親子丼


「我はおでんを所望する」

何だやっぱりこいつが元凶か。
研究室に行くといつもいる元就に、小十郎はため息を返す。

「やってねえよ」
「やればよい」
「コンビニで買え」
「大学とは所詮その程度よ」

フ、と何だかとてもむかつく笑みを浮かべ、元就は親子丼を頼んでいなくなった。