現代 | ナノ

七月海開


「政宗殿、大学生の内からそのように無駄遣いをしていると…」
「わー、わー、幸村はあっちで片倉さんと饅頭でも食べていようか!」
「饅頭!」

別に政宗のことが嫌いな訳ではない。
嫌いな訳ではないけれど、何故だかいつもこうなってしまう。

旦那を追い出してまた一難。

「伊達、できないものはどういう方法だってできないものだぞ」

かすがなりに優しく言い聞かせているのは、評価する。