現代 | ナノ




頭隠して尻隠さず、を試すことにした。
前屈の姿勢で。

「これは、柔らかくないと無理…」
「もっといい物があるんじゃねえか」
「ねえ、これ…どうかしら」

手品のあれだ。
頭と胴と足とが変な方向に動くやつ。

これに入ったらおしまいだぞ、と慶次は思った。
政宗はもう入っていた。