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shake

「一緒に戻ろうか」

小太郎の余韻が抜けないまま竹中と歩いていると、足元がふわふわする。
守衛室の前で待っていてくれたから笑顔のお兄さんにまた挨拶して、大きなお兄さんも手を振ってくれて、竹中も二人に手を振って。

「仲良しなんですね」
「うん。大切な友人だ」

こんなに恥ずかしいことをさらりと言ってしまう竹中は、どこか遠い目をしていて。
きっと答えは、あの扉の向こうにある。