朝起きて、ふと朝食をパチュリーと食べたくなって、図書館に朝食を持ってきた。そうしたら「本が痛むわ!」とパチュリーに叱られて。謝りながら別室に移動し、朝食を完食。
咲夜さんにお礼を言って、咲夜さんにお嬢様のチャームポイントを聞かされる。「お嬢様は本当に素敵ですよね」と適当に受け流すと、それを隣で聞いていたパチュリーが、「レミィが淋しがるわよ」とボソリと言った。咲夜さんはもちろんお嬢様の元へかけていった。さすが。
咲夜さんを見送りつつパチュリーに「私もあれくらいパチュリーの良いところ言えるよ」と言うと、「馬鹿ね」と一蹴。嫌われたかな、と不安になっていると「私は咲夜の倍は言えるわ。あなたの………ところ」素敵な、ね。ボソボソ言った言葉も決して聞き逃さない。聞き逃してやらない。
図書館に戻り、私はぼんやり。パチュリーは小難しい本、それも分厚いやつを物凄いスピードで読み進めている。私なら一ページ読むだけで頭が痛くなりそうだ。
「面白い?」と尋ねると「そこそこ、ね」なんてツンツンした返事。面白いんだな。意地っ張りだからかあんまり素直に言わないけど、きっとそうだ。
「ふーん…お茶いれる?」
「小悪魔に頼みなさい」
「私のいれるお茶はマズイってか!」
「おいしいわ」
…意外に素直なお返事だ。
「あれ、そう?」
「お茶いれる時間なんか、ないでしょう」
「いや、たくさんあるけど」今だってこんなに暇してるし。暇だからお茶いれるか聞いたんだけど。パチュリーは「馬鹿ね」と一蹴。この台詞、本日二度目だよ。いつもより多めに馬鹿にしております。
「私と一緒にいる時間よ」
…前言撤回。いつもより多めにデレております。
100922
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